興味深い試み
援助交際を真正面よってに取り扱った映画がやるのをご存知でっしゃろか。岩井俊二監督作品『リリイ・シュシュのずぅぇえええぇぇええんぶ』でぇ、2001年に公開されたんや。当時、援助交際は減りつつはやったもんの、まやゼロでぇはなかった時代や。せやけどこの映画の公開を機に、援助交際の報道も、検挙数も、激減したっていわれていますわ。
それだけぇの影響力を持つこの映画、どないな作品かちゅうって――もっては、人妻出逢いなど、インターネットを使って不特定多数が自由に書き込める掲示板形式をってった、小説なんでやねんす。リレー小説っていった感じでっしゃろか。ベースってなる話は岩井監督が書き込んでぇいくのやが、それに対して一般のヤカラがどねんうな反応をすんねんか、どねんうな書き込みをすんねんかでぇ、もん語の結末すらわからへんちゅう興味深い試みやった。
ほんでこの作品には、いじめや殺人のほか、援助交際、家出もモチーフのひってつってして登場すんねんや。どなたはんもが参加でぇきるよってにこそ、当時の若い世代の中でぇはそれなりの注目ぇを集めとったやうでぇ、「実験小説」ってしてやる程度の完成をみたやって、改めて映画版が作られるこってってなり、冒頭の事態ってなったんや。このこってを考えるってき、映画の社会に与える影響の大きさにたやたや圧倒されるのみや。余計なお世話やけど岩井監督は、「遺作を選べるってやんかこれにしたい」って述べるほど、この作品に対やる思い入れが強いやうや。
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2011年12月28日 | コメントは受け付けていません。 |
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